キーワードは「com」 [景気、経済]

菅政権が再選され、ねじれ国会が残ったままであるので、今後、難しい政治運営が必要とされるだろう。状況からすると、まだしばらくは特に経済対策は大幅な進展は望めそうもない。
そうであるならば、政府に頼らず、自立的に経営を立て直していかなければならない。

 そのキーワードが「com」ではないかと最近考えています。

「com」とは「同じ、一緒に、共通の、共有する」といった意味です。
この未曽有の経済危機を乗り越えるのに、従来の考え方ではだめだということは多くの経営者の方がおっしゃいます。
ではどうすればよいのか、何をすればよいのか、それがわかれば苦労はしませんね。
でも、何もしないことが最も悪いことだけは理解されています。
自社の立ち位置をもう一度考え直してみる、その時に、我々中小企業は、地域に根差して存在していることだけは押さえておきたいものです。

地域(community(コミュニティー))とは何か、会社が存在する町内もそうでしょう。運送トラックが出入りし、従業員が自転車で通ってくる、近いエリア。
アジアを商圏としている企業にとっては日本そのものが地域かもしれません。その地域エリアは距離ではなく、人と人とがcommunication(コミュニケーション)できる範囲というのが基本と考えます。ご近所は顔が見えて挨拶ができ、遠く離れていても今ではITの進歩でインターネットを介して情報交換できます。しかし、ITが進歩しても重要なのは人と人の繋がりです。そのツールがcomputer(コンピューター)ですが、この言葉の語源も「一緒に考える」という意味です。そして、私たちの会社すなわちcompany(カンパニー)の語源は「一緒にパンを食べる」ということから考えると、「com」をもう一度深く考えなおす必要があるのではないかと考えます。

一人で悩むのではなく、多くの、又、多様な方と語りあい、一人で動こうとせず、一緒に動く。そして、自社を活性化するためには、まず、地域の人たちを、お客様を活性化させることから動く。そういった動きの中で次の展開が見えてくるように思います。

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