ノルウェーの森 [読書]

少し前、話題になった村上春樹の「ノルウェーの森」を読んだ。
1年くらい前から、村上ワールドに少しはまっている。

世代的には同世代なのか、感性が共鳴する。
淡々と物語が流れ、いつの間にか、ふわふわと引き込まれている自分に気づく。
読んでいて何が印象に残ったかと聞かれると、答えに詰まる。

それなら、面白くなかったのかと聞かれても、「いやそうではないと思う」としか答えようがない。

見返りを求めないのが「愛」なのか、自分の自我を正直に出せるのが「恋」なのか。
深い愛は誰のためか。そもそも愛は深める事が出来るのか。

大学が封鎖されていた時、何となく安保を、政治を、人生を考え、否、考えるそぶりのかっこつけ。
その青臭い時代、学生運動家の女性に進められて読んだクロード・モルガンの「人間のしるし」をなぜか思い出した。


  

もし高校野球の女子マネージャーが、ドラッカーの「マネジメント」を読んだら [読書]

岩崎夏海著の上記タイトルにある長ーい題名の本を読みました。

表紙を見ると、コミック?

内容は、コミック的展開にドラッカーの「マネジメント」からの抜粋を散りばめ、経営者が読んでも非常に面白い内容になっている。

友人から頼まれて引き受けた、進学校の弱小野球部マネージャー。
その野球部を、甲子園出場という目標を設定し、それに向かって戦略を練って変えていくという展開。
ドラッガーの著書の中で言っている社員、消費者、そして経営者を、部員、観客、監督といった人間に置き換えて、ドラッガーが最も重視している人間中心のマネジメントが巧みに描かれている。

若者の中でも売れているようだ。
これを機に、単に漫画的に面白かったで終わらずに、新規創業の若者が増えることを願いたい。

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